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「あすけん」と「DIET7」を比較して食事の間隔の大事さに気づいた

去年の夏から「あすけん」の有料版をサブスクで利用していました。過去に栄養管理ソフトで8ヶ月で10キロ減量した経験から、あすけんのアドバイス機能について感想を書いていきます。

あすけんとDIET7

あすけんは非常によくできたアプリなんですが、10数年前に使用していた「DIET7」というソフトと比べると、アドバイスの言葉が定型文化していて、利用者に「ヤバい感」が伝わりにくいと思っています。

1日3食のうち、朝、昼におにぎりやそうめんで過ごして、夕食に中華系やスナック菓子を食べるといきなりの「脂質過多」になります。

そうじゃなくて、1日トータルで判断して欲しいなと思います。

DIET7というソフトは、1日の摂取カロリーと消費カロリーの計算をしつつ、食時の間の時間に注目します。

ダイエット7のメイン画面

ダイエット7の公式サイト

https://www6.plala.or.jp/yamaski/

食事と食事の間隔を管理するDIET7

食事と食事の間が短いと、グリコーゲンが利用されないうちに食事が入ってくるので、余剰分が体脂肪に変わっていくよ、というアドバイスをします。

通常の食事をして4時間経たないとグリコーゲンが減りません。

時間が来たから食事をするという習慣をリセットすることができます。

ある意味、腹時計を守り、腹が減ったら、つまり、血糖値が下がったら食事するという考え方です。

15年以上前に開発されたソフトなのですが、開発者のヤマサキさんはこのソフトで糖尿病を克服されています。

現代騒がれている血糖値スパイクの悪さをいち早く気づいていたのしょう。

現代は血糖値スパイクは血管へのダメージが大きいという理由とインシュリンを多く分泌させるので膵臓が疲弊して効きが悪くなり、糖尿病を招くとされています。

DIET7の開発思想は、血糖値があがることで中性脂肪が増え、皮下脂肪や内臓脂肪による肥満に繋がるので、肝臓から溢れてしまうグリコーゲンを管理し、肥満につながることを防ごうとしています。

寝ている間に体脂肪を燃やす考え方

diet7は、基本設定で、夕食から就寝までの間の時間を入力します。1時間から4時間まで選べますが推奨は4時間です。

できれば夜の摂取カロリーは少なめにして、体の活動量がガクッと下がる夜間と睡眠時間に体脂肪を燃やすことで、運動せずに痩せることができるという理論です。

効果をあげるためには、夕食は入眠時間の4時間前に摂ることが理想とされています。

つまり、空腹を感じた頃に睡眠につくことです。

寝ている間にも代謝活動は行われています。心臓、胃腸が動いています。体温維持機能も働いています。

基礎代謝以下の摂取カロリーであれば、寝ている間に体脂肪が燃えて痩せるという理屈です。

夕食の次の食事はどうしたらよいか

寝る前の空腹感は、朝、目が覚めるとどこかに消えています。しばらくすると、高校生時代のようなさわやかな空腹感がやってきます。

そこで何を食べるか、それとも食べないか。

16時間ダイエットをしている人は食べないでしょう。

ナチュラルハイジーンの食生活をしている人も午前中は排出の時間なので食べないでしょう。

糖質のドカ食いはいつの世でも避けたい

朝食は食べても食べなくてもいいのですが、次の食事で炭水化物、つまり糖質のドカ食いを避けることが重要です。

夕方まで安定した血糖値をキープしたいなら、少量の炭水化物とたっぷりの蛋白質を摂ることがベターかも知れません。

少量の炭水化物とは、白米なら100グラム、食パンなら半分です。これくらいなら夕食までグリコーゲンタンクがあふれることはなさそうです。

タンパク質と脂肪をコントロールする

空腹感がやってきますが、ゆで卵やサラダチキン、ノンオイルツナ缶は蛋白質摂取の味方です。蛋白質を食べると空腹がまぎれます。

蛋白質を食べる時、食材に含まれる脂質に注目することも大事です。脂質が多い食材なら調理でオイルの利用は控えないといけません。

野菜サラダを食べて痩せられない人は、ドレッシングの糖質と脂質を軽視している可能性があります。

とんかつなどの揚げ物は、蛋白質を含んでいるものの、衣の脂質がダイエットの敵になるということですね。

ダイエットには運動も必要

あすけん、diet7ともに摂取カロリーと消費カロリーを比較する機能があります。

年齢や体格や職業などで基礎代謝は決まります。この基礎代謝を下回るような食事をすれば太ることはないのですが、これがなかなか難しいです。

消費カロリーを上げるにはやはり運動が必要です。

ウォーキングでは痩せない、ストレッチでは痩せないと言われますが、これらの運動そのものの消費カロリーは小さくても、1日に何種類かの運動を行うことでご飯1杯分くらいのカロリー消費ができます。

運動習慣がつくことで、基礎代謝もアップするというおまけもつきます。

まとめ

DHIET7のスマホアプリが出ればいいな、と思っていますが、あすけんなどの既存のアプリも食間の血糖値を管理できるようになると、テレビのCMを見て湧いてくる食欲は血糖値と関係ないことがわかるはずです。

テレビを見ないようにすると痩せるという情報がありますが、当たっているな、と思います。

食べたものを記録するだけで痩せるというレコーディングダイエットという方法もあります。あすけんにもその効果は期待できます。

しかし、「今日は食べすぎてしまいましたね、楽しい時間が過ごせたのならよいでしょう。明日から食事を控えましょう」というアドバイスを見て、「そ、明日から!」と思い、明日も同じ食事を続けてしまう。それが平気になるとレコーディングの意味がなくなってしまいます。

やはり「体重が増えますよ」(あすけん)というアドバイスより「目標が達成できませんよ、目標達成日が遠くなりますよ」(DIET7)というアドバイスの方がしっくりきます。

アプリを普及させたい気持ちはわかりますが、きつい表現をすると利用者が減るからあえてやさしく表現しているとすれば利用者側に立っていないような気もします。

利用者の年代、価値観にもよるので、アプリも利用者の年齢設定や価値観モード設定などができるとよいのかも知れません。

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