「きょうの気分で、鍋料理を作ってください」。筆者がそうお題を出すと、落語家・桂吉坊は豆腐と白菜だけの湯豆腐を作り始めた。人間国宝であり、上方落語の第一人者とも称される桂米朝に魅せられた桂吉坊は、米朝の愛弟子である吉朝の門を叩いた。そんな大師匠たちとの絆が詰まった湯豆腐を前にして、思い出話に花を咲かせる。※本稿は、白央篤司『名前のない鍋、きょうの鍋』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。
Source: ダイヤモンド
「鯛をさばくのも落語の稽古になるがな」思い出の湯豆腐で落語家・桂吉坊が語る桂米朝&吉朝師弟の粋な“噺” – ニュースな本