政教一致の国・イランでは、女性は公共の場ではヒジャブ(スカーフ、ベール)を着用して髪を隠さなくてはならない。しかし2022年9月、テヘランで22歳のイラン人女性が「スカーフを着けていなかった」と道徳警察に逮捕され、暴行を受けて数日後に死亡するという事件が起きた。これをきっかけに人々の怒りが爆発、女性や若者を中心に、イラン全土で反政府デモが行われた。あれから2年。首都・テヘランでは現在、大勢の女性たちがスカーフなしで街を歩いている。イスラム体制が崩壊したわけでもないのに、いったい何が起こったのだろうか?
Source: ダイヤモンド
女性にスカーフ着用強制のイランが一転「黙認」、それでも市民が喜べない複雑なワケ – あなたの知らない「イラン」